UDCTak(アーバンデザインセンター高島平) : UDCTak は、高島平団地を含む板橋区高島平地域において、公共・民間・大学が連携して、地域の再生・活性化と未来に向けた新しいまちづくりを進めるために共同で設立した、都内初のアーバンデザインセンターです。

プロジェクト

「高島平ヘリテージ」プロジェクト

■概要
高島平には歴史があります。高島平誕生以前の地域構造、高島平誕生時の先進的な構想や意図、この半世紀の間の空間形成や場所創成のプロセス、それらが生み出す記憶力豊かな都市空間が高島平には確かに存在し、その都市性を支えています。本プロジェクトでは、高島平において今後も継承していくべきこうした都市空間を「高島平ヘリテージ」と定義し、高島平の将来計画に生かすため、行政や地元、URなどに散逸する高島平の成り立ちやまちづくりの経緯等の情報を収集・整理し、一元的な管理を進めています。
2019年3月に高島平が地名がついて50年を迎えたのにあわせ、50のヘリテージを選定してパネル展を開催。この内容をもとに2020年3月には「高島平ヘリテージ50」として出版を行いました。
2019年度からは、ヘリテージをめぐるとともに高島平のこれからを語る「Urban Design Walk&Talk」を開催。これらのまちの記憶を可視化、体験化する仕組みを開発し、新しい楽しみ方やこれからのまちづくりへの提案へとつなげていきます。

協力: 東京大学都市デザイン研究室/高島平観光協会(仮)

■関連資料

高島平ヘリテージ50冊子紹介リーフレット

■経緯・実績
2017年7月8日(土)
「高島平ヘリテージ・プロジェクト」キックオフミーティング
※以降、不定期でミーティング(研究会)を開催

2017年9月28⽇(⽊)〜10 ⽉1 ⽇(⽇)
⾼島平グリーンテラス展⽰/デザインスクール(9/30)
・展⽰ パネル(概要、「むら」の構造、オリジナルヘリテージ、形成と変容)、ヘリテージテーブル
・まちあるき企画「⾼島平の読み解きまちあるき(川の⼿編)」(東京大学 中島直人准教授)
 報告

2018年9月8日(土)~9日(日)
高島平グリーンテラス展示/ギャラリートーク(9/8)
・展示パネル「高島平の50年」高島平50年の歩みを10年ごとに画期し、建物建設年代図を中心に解説を行いました
・ギャラリートーク「高島平ヘリテージ 高島平の見たいもの、見せたいもの」(講師︓中島直人)
 展示パネル

2019年1月21日(月)~3月3日(日)
「高島平ヘリテージ 高島平をかたちづくってきた50の都市空間」展開催
・板橋区役所一階ギャラリーモール(1月21日(月)~3月1日(金))
・高島平区民館(高島平50周年記念イベント)(3月2日(土)~3月3日(日))
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2019年10月27日(日)
Urban Design Walk & Talk Vol.1
「赤塚公園から見る高島平」
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2019年12月7日(土)
Urban Design Walk & Talk Vol.2
「荒川・新河岸川から見る高島平」
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2020年2月24日(祝)
Urban Design Walk & Talk Vol.3
「商店街から見る高島平」
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2020年3月
『高島平ヘリテージ 高島平をかたちづくってきた50の都市空間』の編集・刊行
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2021年3月
ヘリテージプロジェクトから派生した「自主管理歩道」の研究論文が都市計画学会報告集に掲載されました
基盤整備済地区における個別敷地単位で提供された民有歩道状空地の空間実態 板橋区高島平7、8、9丁目を対象として