UDCTak(アーバンデザインセンター高島平) : UDCTak は、高島平団地を含む板橋区高島平地域において、公共・民間・大学が連携して、地域の再生・活性化と未来に向けた新しいまちづくりを進めるために共同で設立した、都内初のアーバンデザインセンターです。

高島平のまち

高島平の概要

高島平地域は、板橋区北部、荒川及び新河岸川南岸に位置する総面積314ヘクタールの既成市街地です。昭和40年代以前は「赤塚・徳丸田んぼ」と呼ばれる広大な水田地帯が広がっており、食料の供給地帯として、建物の新築や増築等が制限される「緑地地域」として指定されていましたが、東京への人口流入による住宅不足解消の受け皿として、昭和40年代後半から昭和50年代前半にかけて、土地区画整理事業が行われ、一時に整備された特殊な成り立ちを持っています。

高島平一丁目から高島平九丁目まであり、それぞれに特徴的な土地利用となっています。
高島平二丁目の約3分の2、高島平三丁目の約2分の1の面積が高島平団地となっており、地域のシンボルとなっています。高島平六丁目は東京都中央卸売市場板橋市場やトラックターミナルを中心とする物流拠点、高島平駅北口の高島平八丁目には商店街が存在しています。高島平九丁目には都営三田線の車両基地である志村車両検修場があり、その上に都営住宅が建っています。

まちの誕生当時は、子育て世帯が多く移り住み、にぎわいと活力に溢れていましたが、それから45年以上が経過し、団地や同時期に整備された公共・公益施設等は老朽化が進み、現在のニーズに合わなくなっているものもあります。
少子高齢化が進行し、地域の活力や魅力的な価値(ブランド力)が低下しはじめています。