UDCTak(アーバンデザインセンター高島平) : UDCTak は、高島平団地を含む板橋区高島平地域において、公共・民間・大学が連携して、地域の再生・活性化と未来に向けた新しいまちづくりを進めるために共同で設立した、都内初のアーバンデザインセンターです。

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高島平50周年記念シンポジウムの開催記録を掲載しました。
2019.06.03

平成31年3月2日(土)に高島平区民館ホールにて開催した「高島平50周年記念シンポジウム」の開催記録を掲載しました。
これからのまちづくりに向けて大切にすべき高島平の資源(ヘリテージ)や、大きな社会的潮流の中で考えるべきまちづくりのヒントなど、多くの示唆が得られた講演や議論の内容を是非ご一読ください。

■開催報告書:コチラからダウンロード

中島直人氏から基調報告として、50のヘリテージが紹介されたのち、三浦展氏の基調講演では、今主流になりつつある「第四の消費社会」のなかで郊外都市が目指す姿として、①ワーカブル(働く女性が住み働きやすい)、②夜の娯楽(仕事や家事育児の後にくつろげる、地域とつながれる場)、③シェアタウン(空いている場所、能力をシェアしあって機能を補い合う)の3つのキーワードとその実例が示されました。
パネルディスカッションでは、冒頭に、木下庸子氏から「建築を延命させるためのヒント」、樋野公宏氏から「高島平のいまとアーバンデザインセンター」として話題提供いただきました。ディスカッションでは、「50年前につくられた豊かな緑や都市基盤」、「50年の間に育まれてきた多くの方々の暮らしや活動」、「団地や住宅だけではない多様性」を高島平のヘリテージととらえ、「地域全体を回遊しやすくする移動交通」、「人や活動、能力や才能を活かしたローカルなサービス」、「豊かな空間を活かしていくための『シェア』の仕組み」をもっと発展させることが重要であるとの提言がなされました。そのうえで、「高島平に住みたい」と思う人を増やしていくという考え方を皆で共有して、まちづくりに取り組んでいく必要性が強調されました。会場には坂本健板橋区長も訪れ、これからのまちづくりへの期待が述べられました。